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real estate


私たちの独自の相続税についての考え方について

 2017年7月14日現在、私どもでは相続税業務を【4件】受けております。そのうちの二件はほぼ終了となりました。

毎回、相続税(資産税)の申告業務で注意をしていることは【問題意識】です。

相続税については、10人の税理士がいれば10人全部が最終土地の評価価額が異なると言われており、実際のところそうなると思います。それは、土地に対する考え方が10人の税理士で全部異なるからです。

その土地の評価(価額)をどう考えるか?
一つとして同じものがないのが土地の性質です。


もちろん、相続税法では財産評価基本通達というものが存在しますから、変わらない部分もあります。でも実際はどこまでその土地について興味を抱き、考え、疑問を抱くか!ではないでしょうか。

「私の事務所は相続税が強い!」「対策ならお任せください!」などなどインターネット上では様々な方々が同じようなキャッチフレーズで宣伝をしていますが、本当に一物件づつ、土地について興味を抱き、考え、疑問を抱いているんでしょうか?

都市計画法、建築基準法等、そして相続税法と様々な法律が関係しています。

だから、土地の評価は10人の金額が異なるだけあって、逆に怖さも存在します。そこまで減額させるのか!!!それは、申告の段階では税理士の裁量が大きいからです。


私たちは、やはり常に問題意識を持ち、何度もその土地に出向き(場合によっては朝や夜の土地の顔の調査)その土地に隠された要因はないか?など常に考えています。

東南向き道路、北向き道路が同じ路線価で評価されたり、面積が著しく多いのに面大減価がされなかったり:::???おかしいでしょ!と考えます。

だから、やっぱり【問題意識】が重要だと自分に言いきませてます。

今回のある相続申告では、二箇所の広大地(土地の減額評価)の適用を実施しました。
そのうちの一件については、すでにアパート建築が済んでいる場所ですが、私はその行為によって「既に開発を了した宅地」とは考えておりません。


もちろん、指定容積率や基準容積率の観点や最近の周囲の住宅建築環境、投資利回りなどを総合勘案しながらの判断となります。

私は、もともと資産税業務が好きで、30代のサラリーマンとして会計事務所に勤務をしていた頃から、相続業務を中心に担当させてもらってきたことが今に生きてきているとも思っております。

だから、やっぱり相続業務が好きなんでしょう!だから自然と問題意識がわくのでしょうか?

そして、私も まだまだ勉強です。この勉強には終わりがないので。

私、自身が実家の不動産管理で大変な思いをしております!

なぜ、相続税業務にそんなに力を入れるのか?
 
税理士受験時代にも相続税法という法律を勉強し、その当時から自分で実家の相続対策を真剣に考えてきました。

また、現在では父親が高齢になっていますので、私が暇を見つけては自宅の不動産に関して、草刈り・木の伐採・ゴミ拾い・不動産業者さんとのやり取り・インターネットを利用して未利用地の広告宣伝等を実施をしております。




ですから、私自身が不動産を管理するということの大変さを痛感しております。よく、「机上の空論」などと言いますが、私の場合には「現場の教訓」から不動産をみて、考えております。

普通の財産評価基本通達からのみだけでなく、誰が、住みたいのか?利用をしたいのか?売却したらいくらになる?収益をあげるとしたらいくらになる?その不動産の朝の顔、夜の顔、近隣はどんな状況下?などなどと:::

自分自身で1トン近くの重量のある草刈り機を操りながら、不動産管理の大変さを毎年痛感しております。

こんな状態の草を刈っていくのですから


こうなるときには、汗だくだくですよね。

だから、机上の空論ということでなく、現場の教訓で相続を考えております。